三戸素子(ヴァイオリン)、小澤洋介(チェロ)/
ヴァイオリンとチェロのための
ラヴェル:ソナタ、コダーイ:二重奏曲 作品7

WNCD1052
  • 演奏:三戸素子(Vn)小澤洋介(Vc)
  • 品番:WNCD-1052[デジパック仕様]
  • 本体価格:2,700円
  • 税込価格:2,970円
  • 発売日:2023年11月21日
  • 録音日:2022年8月22-25日
  • 録音会場:山梨・小淵沢 フィリア美術館
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     曲目

    M.ラヴェル
    ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
       第1楽章 アレグロ
       第2楽章 非常に速く
       第3楽章 レント
       第4楽章 活気を持って速く

    Z.コダーイ
    ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 作品7
       第1楽章 アレグロ・セリオーソ、ノン・トロッポ
       第2楽章 アダージョ
       第3楽章 マエストーソ・エ・ラルガメンテ、マ・ノン・トロッポ・レント
         ― プレスト

    H.パーセル
    ガヴォット ー プロパー・チューン

     演奏評

    (…)近代的なラヴェルの傑作と土俗的なコダーイの大作をしっかり弾き分けながら、
    抜群の安定感で両作のもつ魅力を表現する。
    なにより、ともすると刺々しい演奏になりやすい両難曲が、
    これほど誠実で安心できる音色で聴けるのは貴重で、曲のイメージも洗い直される。
    (ぶらあぼ New Release Selection 2024年1月号)

    (…)いかにも彼らならではの息の合った絡み合い、
    バランスのとれたアンサンブルで持って、見事に熱演している。
    それぞれの曲の新奇な響きの表出もいいし、美しく情感たっぷりの歌心、
    そして特にコダーイ終楽章での熱気に満ちた迫力など、
    この2つの楽器の重なりと、曲そのものの面白さを表して
    申し分ないアルバムとなっている。
    (音楽現代 音現新譜評「推薦」 2024年2月号)

     演奏者プロフィール

    三戸素子(ヴァイオリン)
     桐朋学園大学卒業後、渡欧。スイス・ヴィンタートゥール音楽院を経てザルツブル ク・モーツァルテウム音楽大学卒業。在学中に「ザルツブルク国際モーツァルト週間」で ソリストとしてデビュー以来、ヨーロッパ全域の音楽祭や音楽協会主催のリサイタル等で 演奏。国内外のオーケストラとの共演多数。ハンマーフリューゲルとのモーツァルトのソ ナタ全曲、ブラームス及びベートーヴェンのソナタ全曲、ブダペストにてバルトーク作品 集、「バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ」等に取り組んできた。室内楽では「ザルツブ ルク弦楽四重奏団」「サンクト・フローリアン三重奏団」でNYカーネギーホールをはじ めヨーロッパ、北米、アフリカ諸国で演奏。国内では「クライネス・コンツェルトハウ ス」主宰、コンサートシリーズを展開。また同管弦楽団コンサートマスター。NHK-FM等 世界各国の放送に出演。毎日新聞主催全日本学生コンクール審査員など、後進の指導にも あたっている。2021年「バッハ:無伴奏ソナタ第3番&パルティータ第2番」のCD (『レコード芸術』準特選盤)をリリース。

    小澤洋介(チェロ)
     トロント大学を経てオーストリア国立ザルツブルグ・モーツアルテウム音楽大学卒業。 ザルツブルグ室内オーケストラの首席チェリストを務めるかたわら、ソリスト及び室内楽 奏者としてアムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会等、ヨーロッパ各地で 演奏。依頼ソリストとしてオーケストラとの共演や指揮、チェロ一本の独奏による「小澤 洋介の世界」、またバンフ国際音楽祭招聘アーティスト、NYカーネギーホール演奏会、 スイスヴィンタートゥール音楽協会のコンサート等に出演。ベートーヴェン「チェロ・ソ ナタ全曲演奏会」をロンドンと東京で行なうなど多彩に国際的に活躍。国内では「クライ ネス・コンツェルトハウス」を主宰し、コンサートシリーズを展開、また同管弦楽団を率 いている。「音楽の友コンサート・ベストテン」に複数回選出。『レコード芸術』準特選 盤となった「コダーイ:無伴奏ソナタ&レーガー:無伴奏組曲第3番」CDが発売中。自ら 解説と演奏を行なうYouTubeも好評配信中。

     ひとこと

    ハジけるヴァイオリン、煽るチェロ。これがデュオだ!
    渡辺和彦(音楽評論家)

    精密機器を思わせるラヴェル、土の香り漂うコダーイ…。
    ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲、そのジャンルにおける最高峰の難曲2曲に
    三戸素子と小澤洋介が大胆に切り込む!